1本のペンを戻すだけ、スクワット1回でもいい
たとえば、次のように、ベビーステップを踏み出します。
「部屋を片付けたい」→机の上にあるペンを1本ペン立てに戻す
「運動不足を解消したい」→スクワットを1回だけやる
「資格の勉強をしたい」→参考書のページを開く
「ペン1本を戻したからって、部屋は片付かないじゃないか!」という声が聞こえてきそうですね。おっしゃる通りです。
ただし、ペン1本を片付けるという、偉大なる小さな一歩を踏み出したことには変わりありません。
また、「行動がやる気を連れてくる」という心のメカニズムもあり、もっとやりたい気持ちが湧いてくることも多いのです。
その場合は、ペン1本にとどまらず、その勢いに乗って、机の上を全部片付けてもいいでしょう。ただし、後述するようにあまりやりすぎず、物足りない6割くらいにとどめておくのがおすすめです。
とはいえ、まずは10秒からでいいので、エンジンを点火させるための最小の一歩を踏み出してください。
3分チャレンジをこなすと幸せホルモンが分泌される
といっても、明確な指針があったほうが「挑戦行動」はしやすいでしょう。
「すぐ終わる」といっても、ちょっと困ってしまうかもしれませんね。
時間の目安を決めましょう。3分です。
まずは、「3分チャレンジ」から、やってみてください。
たとえば次のようなものが考えられます。
●3分間、何もしない時間を持つ
●3分間、自分の部屋の一角を、片付けるようにする
●3分間、家のまわりをウォーキングする
●3分間、YouTubeを見ながらストレッチをする
●3分間、クッションを抱いて深呼吸をする
●3分間、お客様の会社のニュースをチェックする
●3分間、企画のアイデア出しをする
●3分間、次につくってみたい料理のレシピを探す
●3分間、次の休日に読む本を探す
●3分間、今日のタスクをメモに書き出す
仕事、人間関係、健康、片付けなど……いまあなたが一番気になっていることから、お題を1つ決めましょう。そして、先ほど示したベビーステップの4条件を満たした「3分チャレンジ」を1つ決めてみてください。できれば、紙やスマホのメモに書いておくといいですね。
せっかくですので、本を読む手を止めて、それをやってみましょう!
先ほどの例を参考に、なんでもいいので、「これをやる」と決めて、いまから3分間やってみてください。
ただし、いまの自分に確実にできることにしましょう。外出中、書店にいるなどの理由でできない人は、帰宅して落ち着いたら、やってみてくださいね。
……。
いかがでしたでしょうか?
3分以内の小さなタスクを完了させるだけで、報酬中枢(線条体)で、幸せホルモンの一種、ドーパミンの放出量が増加することがスタンフォード大学による研究で証明されています。何か大きなことを成し遂げる必要はないのです。
この小さな成功体験が「またやりたい!」「もっとやりたい!」という自然な欲求を生み、挑戦行動が勝手に続いていくのです。
