SNSの投稿や動画などの大量のコンテンツは、人生の豊かさにどう関係するのか。ベストセラー作家で実業家のロルフ・ドベリさんは「『コンテンツのワナ』にハマると、山のようにある賢いコンテンツを大量に、しかも受動的に消費するせいで、『自分の視野は広がった!』と錯覚し、生産的なことをしているような気分になる」という――。(第2回/全3回)

※本稿は、ロルフ・ドベリ『Not To Do List 失敗を避けて、よりよい人生にするためのやってはいけないことリスト』(サンマーク出版)の一部を再編集したものです。

スマホを見てイライラする女性
写真=iStock.com/mapo
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やってはいけないこと:ソーシャルメディアに時間を費やす

あなたはどれくらいの頻度でソーシャルメディアを使っているだろうか?

不幸になりたいならば、使用頻度をもう一段階上げて、超アクティブパワーユーザーになろう。

それも、あらゆるプラットフォームで。Facebook、Instagram、X(旧ツイッター)、YouTube、LinkedIn。まだまだ足りない。TikTokにTelegramも加えよう。

すべてのソーシャルメディアに登録し、コメントを書き込み、できるかぎりたくさん投稿しよう!

行動は、すべて公開すること。朝食で食べる卵は、脱毛クリームや英国王室に対するあなたの考えと同じくらい重要だ。

本物のアカウントのほかにも、羽目をはずせる「裏アカウント」もいくつか作っておこう。心を癒すために!

投稿内容は何でもOK。過激であれば過激であるほど、閲覧数は増加する。ワナ、嘘、陰謀、憎悪。

偉大な伝記作家ウォルター・アイザックソンは述べている。「これがインターネットフォーラムの常識だ。どんな討論も、コメントが7つもつかないうちに誰かが『人種差別だ!』と叫ぶ結果になる」。

この「誰か」に、あなたがなろう――ほかの人にチャンスを奪われる前に。もとの投稿なんて読む必要はない。「人種差別!」と非難することが正しいかどうかは重要ではない。「投稿が見られている」。それが重要だ。

そう、あなたがほかの人に見られているかどうかが大切なのだ!

他人からの関心をどれくらい集められるか、真剣にマネジメントすること。アカウントのクリック数、「いいね!」の数、星の数は、銀行口座の数字よりも重要だ。

インターネットの大スターやインフルエンサーと自分を1時間ごとに比較すること。そして、自分もそうなれるように努力しよう――もっと頻繁に、もっと大きな声で、もっとひねくれた投稿をしよう。

バーチャルな世界の名声があなたにもたらすものがどれほどのものか、つまり、膨大な時間の無駄遣い、虚しさ、慢性的なストレス、ひどく哀れな人生に、あなたは驚くことだろう。