進展はまったく見られない

しかし、この計画はまったく進んでいない。実のところ、この『豊洲・晴海開発整備方針』に記された計画はかなり実現している。環状2号線の延伸は築地大橋の開通で実現。その先の有明方面への道路と橋梁の整備、豊洲と有明間の道路整備も、おおむねこの時の計画の通りに進んでいる。ところが、なぜかこの計画だけは完全に放置されている。

東京都の会議録をみると、具体的な動きについて言及しているのは2003年11月の建設・住宅委員会が最後だ。この時は、道路建設部長が晴海住民から寄せられた交通量の増加による、環状3号線の延伸請願について説明。「臨海部の開発動向などを勘案の上、整備時期や施工方法などに検討を進めてまいります」としている。

もちろん、東京都としても、この計画を放棄しているわけではない。2016年の「東京における都市計画道路の整備方針(第四次事業化計画)」をみると、この延伸計画は今後10年間に優先的に整備すべき路線のひとつとして掲載されている。