永住型の労働移民は世界3位

このように日本の移民受け入れの特徴は「永住型」「一時滞在型」を問わず、就労が軸となっていることが浮かび上がってくる。これを踏まえて、「就労」という観点からもう一度、日本の移民受け入れの特徴を整理してみたい。

日本は「永住型」「一時滞在型」併せて年間約36万人の労働移民を受け入れており、これは先進国中、第7位の規模となる(図表1)。第1位は米国であるものの、その数は年間約91万人であり、日本との差は永住型移民の時の約9〜10倍から、3倍弱へと縮小する。つまり、日本と米国の移民受け入れ規模の差はさほどのものではなくなる。

また、受け入れ形態に着目すると、日本は労働移民のうち約25%を永住型で受け入れているが、これは上位11カ国中で見ると英国、カナダに次いで3番目に高い値であり、また日本に次いで永住型の占める割合の大きなオーストラリアと比較しても、約10%ポイントの差がついている。つまり、日本は労働移民を永住型で多く受け入れる傾向を示す。