“口は災いのもと”になる

ところで、言葉に含まれる魂は、いったん口から出ると「発動」いたします。発動とは「動き出すこと」「活動をはじめること」ですが、その後、どんどん変化していってしまうのです。

政治家が講演会やパーティーの席で、来客に向けたサービスのつもりでうっかり失言してしまうことがあります。たとえウケ狙いで発したつもりの言葉であっても、いったん発動してしまうと、自分の手には負えなくなってしまうのです。

それは、先に述べたように、発動した言葉が変化していっているからです。「言葉は慎むべきだ」という戒めはよく聞かれることですが、それは、言葉に魂がある、つまり、言霊があるからにほかなりません。