在宅勤務は“孤独”である

ベンさんには平日の夜、ミュンヘンの中心部でインタビューをしました。聞いてみると、コロナ禍以降、ベンさんは100%ホームオフィスで、「オフィスに行くのは1年に20回ぐらい」なのだとか。この会社はコロナ禍以降、全員がホームオフィスです。同僚にはドイツの地方やヨーロッパのほかの国からホームオフィスで働いている人もいます。

面白かったのは、ベンさんがふとしたときに「オフィスに出社して働いていたころが懐かしい」と口にしたことです。彼と同僚たちがオフィスに出勤していたのはコロナ禍の前になるので、かれこれ5年以上も前のことになるからです。