職場の人間関係に悩んだときは、何をするといいか。まずは、5年後、5年前の人間関係を想像してみるといいという。『すぐやる人の小さな習慣』(三笠書房)より紹介しよう――。
※本稿は、大平信孝、大平朝子『すぐやる人の小さな習慣』(三笠書房)の一部を再編集したものです。
職場の人間関係に悩んだときの自分への問いかけ
仕事をしていて行き詰まる最大の原因は、「人間関係のストレス」ということが意外に多いです。プライベートであれば、「苦手だな、イヤだな」と感じる人を避けることもできます。
ですが、仕事となると、ストレスを感じる相手が、同じ部署だったり、接触頻度が高かったりするので、「物理的に距離を取る」のが難しいこともあります。
・失敗したときの上司の叱責が怖すぎて、仕事に集中できない
・自分より給料の高い先輩の尻拭いを、何でいつも私がしなきゃいけないんだろう
・頑張っているのに、自分のことをバカにする同僚がいる
・仕事中の私語がうるさくて迷惑なのに、やめてくれない
・ヒステリックな同僚への連絡係は、なぜかいつも私の役割。何だか損してる気分
このような、会社の人間関係におけるストレスは、職場にいる限りなくならないので、イライラやモヤモヤが続いて、仕事の生産性が落ちてしまいがちです。
人間関係で行き詰まった場合の対策の一つとして、コーチングでは「時間をずらす」という考え方をします。それを応用した小さな習慣をご紹介します。
職場の人間関係で、イライラ・モヤモヤしている自分に、
「5年後は、その人とどんな関係になってる?」
と問いかけてみてください。

