日経平均は最高値を更新し株式市場は絶好調だ。しかしこの5年で何度も暴落を経験している。経済評論家の頼藤太希氏は「株価暴落時に強い資産をポートフォリオに組み込んでおくのが得策。資産を守りながら増やすには、株式と金を最適配分で保有するのが有効だ」という――。
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暴落リスクに強い金が史上最高値を更新中

日経平均、TOPIX、S&P500など史上最高値を更新し続け、株式市場も絶好調です。しかし、マーケットを楽観的に見られない読者もいることでしょう。

というのも暴落がここのところ短いスパンで起きているからです。2020年以降では、2020年2月「コロナショック」、2022年2月「ウクライナショック」、2024年8月「日本版ブラックマンデー」、2025年4月「トランプショック」と実に4回もありました。

そんな中、注目が集まっているのが金(ゴールド)です。株式市場の暴落があるたびに金価格は上昇し、世界的なインフレ進行、アメリカドルの信用力低下により、今や1トロイオンス4000ドルを突破し勢いづいています。日本円価格は1グラム2万円を突破しています。

金は昔から「有事の金」と呼ばれ、暴落や下落相場に強い傾向にあります。

金価格の推移を金価格の値動きに連動するETF(上場投資信託)の「SPDRゴールド・シェア[GLD]」、米国株価の推移を米国株価指数「S&P500」で確認してみましょう。図表1のグラフは、2007年1月3日時点を「100」として指数化したS&P500とGLDの推移をまとめたものです。

【図表1】S&P500とGLDの日次データ推移(2007年1月〜2025年10月21日)