棚ぼた収入が失敗の種

ハマーの賞賛すべきまちがいは利潤追求活動を実質的な慈善活動にしてしまい、自分にはすべてを維持するだけの稼ぎがあり、それが続くと想定したことだった。ハマーの数字に基づくと、年3万ドルの給料を200人以上に支払うというのは、月額50万ドル以上の給料を払っていたということだ。この水準の支出を、自分が利潤を出したり大観衆を集めたりするのにまったく貢献しない人々に主に向けていたんだから、その終わりは予想通りの悲しいものとなった。

ハマーのビジネスマネジメントは、実は結構うまかった――資産を作った。彼がヘマをしたのは個人の金銭管理の部分で、それが不可能なほど多くの人々を助けたいという願望と組み合わさってしまった。