自民党員票は高市氏35%、小泉氏28%

石破茂首相(自民党総裁)の退陣表明(9月7日)に伴う自民党総裁選(9月22日告示―10月4日投開票)が終盤戦を迎えている。序盤戦では小泉進次郎農相と高市早苗前経済安全保障相が各種情勢調査で2強とされていたが、ここに来て林芳正官房長官が国会議員票を伸ばして猛追している。決選投票の組み合わせが「小泉vs.高市」でも「小泉vs.林」でも、小泉氏が勝利する公算が大きい、というのが関係者の概ね一致する見方だろう。

自民党総裁選の出陣式に臨む小泉進次郎農相(左端)=2025年9月22日、国会
写真=共同通信社
自民党総裁選の出陣式に臨む小泉進次郎農相(左端)=2025年9月22日、国会

衆参両院で少数与党となり、解党的出直しを迫られている今回の総裁選は、295人の国会議員票と同数の党員・党友票の計590票を争う。投票権を有する党員は91万5574人で、2024年9月の前回総裁選時から、13%も減っている。

10月1日に日本テレビが報じた自民党員・党友調査(9月28~29日)によると、総裁選に出馬した5人のうち誰を支持するか尋ねたところ、高市氏が35%でトップ、小泉氏が28%で続き、林氏23%、小林鷹之元経済安全保障相5%、茂木敏充前幹事長4%で、「決めていない・分からない」が5%だった。前回調査(9月23~24日)と比べると、高市氏が1ポイント増、小泉氏が横ばい、林氏が6ポイント増やしている。「決めていない」を除いて党員票295票に換算すると、高市氏が110票、小泉氏88票、林氏72票となった。

これに日テレが10月1日時点で調べた国会議員票を加えると、小泉氏160票超、高市氏は150台半ば、林氏は120票を超える勢いとなっている。ただ、70人弱が態度を明らかにせず、情勢は変わる可能性があるという。

10月中旬に召集される臨時国会の首相指名選挙では、立憲民主党、日本維新の会、国民民主党の野党3党が投票先を一本化できないことから、自民党新総裁がそのまま首相に選出される見通しだ。