ビジネスなど初対面の場面で好印象を与えるにはどうすればいいのか。日本合コン協会会長で、初対面同士のマッチングを2000回以上見てきた田中絵音氏は「初対面の言葉は人間関係に大きく影響する。好かれ続ける感じのいい人には共通点がある」という。
初対面の一言で、得する人と損する人の違い
仕事やプライベートで初対面の人と会った時に、何を喋ったら良いのかわからない時はありませんか。初めて会う相手の情報が何もない中で、どんな言葉掛けがベストなのかという判断は難しくて当然のことです。
しかしながら、人は、出会った時に受けた第一印象が、その後の関係にも大きく影響します。
私は顔合わせや商談など、初対面の人ばかりの中で、最初の一言で相手の心をグッと掴み、相手の心をパッと開かせる人を何度も見てきました。そうでない人との差は明確です。
知らない人と話す時の無難な雑談としてよく挙げられるのが「天気の話」です。しかし、それをしたところで不快にはならないものの、特に何か印象が残るわけでもないし、もっと話したいと思うきっかけにもなりません。
出会ってすぐに嫌われる人の特徴
残念なのは、パッと見の第一印象で「いい人そうだな」と思われても、その後の話ぶりで嫌われてしまうこと。初対面の場で、仕事上の愚痴や誰かの文句を言ってしまう人を、私は何度も見たことがあります。ネガティブな面が見えると、「もうこの人とは会いたくないな」と思われてしまいます。まだ何も関係性が生まれていない初対面では、第一印象が悪ければすぐに縁が切れてしまうんですよね。
チャンスを掴むために大切なことは、初対面の一言で相手の気分を高揚させ、自分に良い印象と興味を抱いてもらうことです。なかには「社交辞令やお世辞は言いたくない」なんて人もいますが、言葉一つで人との出会いが善良なものとなり、交友関係が発展していけば、より楽しい人生を歩んでいけます。どうせなら、楽しくなる方が良くないですか?
ここからは、感じのいい人が使っている、初対面の相手の心に響く魔法の一言を紹介します。

