「扱いやすい患者」だと思われている

近年、いわゆる「おひとり様」として人生の最期を迎える高齢者が増加しています。在宅医療が充実している地域では、独居高齢者の看取りにも取り組んでいますが、そこには避けられない現実があります。

病院や施設に行くこともなく、家族もいない、あるいは音信不通の状態で、アパートの一室ですでに冷たくなった状態で一人、発見されるケースです。これは決して稀なことではありません。私たち医療従事者がよく目にする「おひとり様」の最期の姿であり、社会が直面している重要な課題なのです。これを「幸せな死」と呼べるのでしょうか。