「粗食」はヨボヨボ化を早めてしまう
日本では長年、「粗食こそが健康と長寿の秘訣」と信じられてきました。白米とみそ汁、漬け物やおひたしといった素朴な和定食を毎日食べることが、成人病や高血圧、心臓病、脳梗塞を防ぎ、老けない体をつくると考える高齢者も多く見られます。
しかしこの通説、実は科学的な裏づけは一切ありません。それどころか、粗食とされるメニューを分析すると、たんぱく質や脂質が著しく少なく、栄養バランスに欠けていることがわかります。しかも、栄養価が低いにもかかわらず、塩分は意外と多く含まれており、血圧や血管に負担をかけやすい構成になっているのです。
たんぱく質が不足すると、まず筋肉量が落ち、体力が低下して日常生活にも支障をきたします。また、免疫力が弱まり、感染症にかかりやすくなったり、貧血を起こしやすくなったりと、さまざまな健康トラブルのリスクが高まります。
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