スポーツ中継は“心が震える”

Q:本当に相手に伝わりやすいのは?
①事前に練り上げて用意しておいた台本
②その場でとっさに出てきた自分の言葉

スポーツ中継の魅力のひとつは、素晴らしいプレーが決まった瞬間や、偉大な記録を達成した瞬間の場所に立ち会えることです。伝える側は、スポーツの素晴らしさに心震えながら、同時にその場、そのときの状況をもっとも表す言葉を探し、放送にのせます。

オリンピックやワールドカップの名場面集では、それらの印象的なシーンと解説が放送され、観る側に感動をもたらします。解説者の残した「名文句」というものも、いくつか聞いたことがあるかもしれませんね。

メディアプレスボックスのスポーツキャスターら
写真=iStock.com/SDI Productions
※写真はイメージです

前の話に続きますが、私のアナウンサーの師匠である羽佐間正雄さんが、1988年、韓国・ソウルオリンピックで、陸上男子100メートルの実況中継を担当したときのことです。