「つい人のために動いてしまう」

「これが終わったら次」と動き回っていて、職場でも家でも気が休まらない。そんな方のお話を伺っていると、人知れずまわりのために動き続けていて、自分のことが後回しになっているようです。

そんな繊細さんのための対処をお教えします。

妖精をやめて人間に戻ろう!

繊細さんは、やっておいたほうがいいことをみつけては、みんなが気づかないうちにササッと済ませています。その様子はまるで、みんなが眠っている間に働く妖精のよう。

ゆっくりする時間がなくなったり「なんで私ばっかり」とイライラしたら、やりすぎのサイン。妖精をやめて人間に戻りましょう!

イライラしたら「今、どうしたい?」と自分に聞いてみます。「ゆっくりしたい」と思ったら、5分だけでもソファに座るなど、本音を叶えてあげてください。

イラスト=福田玲子

相手は自分でできる力を持っている

相手の力を信じてみる

繊細さんが解決してあげなくても、相手は自分でなんとかする力を持っています。相手も自分のタイミングで動くし、失敗したり試行錯誤することも大事です。相手の力を信じて、手出しを控えてみましょう。

イラスト=福田玲子
相手はそもそもそんなに困ってないかも

「ついまわりの人のお世話をしてしまう」という人は、意識してお世話を減らしてみましょう。「困ってるのかな」「自分だったらこうしてほしい」と思うことでも、相手はそこまで困っていない場合がよくあります。

イラスト=福田玲子
致命的でなければ放っておく

繊細さんは気づくのが早いため、気づいたそばからサッと動いていると、まわりの人が動く隙がありません。そんな状況が続くと「私ばっかりやっていて、みんなはなにもしてくれない」と思えてきます。「手が回らない」「やりたくない」と思ったら、思い切って放っておきましょう。放っておくことで、意外とまわりも動いてくれることに気づきます。

イラスト=福田玲子