「総理大臣ですね」

国民民主党の連立入り騒ぎが報じられた直後の2023年9月10日、玉木は、フジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」に出演し、橋下徹前大阪市長から問われた。

「仮に連立になったとして、玉木さんだったらどこの大臣に就きたいんですか?」

玉木はこの問いに間髪を入れずに答えた。「総理大臣ですね」この発言も話題となったが、玉木は、これまでにも民進党の代表選に出馬したときや、希望の党の代表時代など、たびたび総理大臣に就任する意欲を示してきた。

大下英治『政権交代秘録』(清談社Publico)

現在、玉木が代表を務める国民民主党は、衆議院議員10人、参議院議員11人の小政党だが、過去には小政党の党首が総理大臣に就任したケースもある。非自民、非共産の8党派による連立政権となった細川内閣の細川護熙日本新党代表や、自社さ政権時代の村山富市社会党委員長などだ。

玉木自身も、チャンスがあれば総理大臣になる意欲があるのだろうか。玉木が語る。

「政治は生き物ですから、何が起きるかはわかりません。わたし自身は、国際政治が劇的に変化するなかで、日本の政治において中核的な役割を果たせるような気構えや、覚悟と責任を持てるようになりたいと思っています」

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