無酸素運動で基礎代謝量を上げつつ、有酸素運動で脂肪を燃焼する
一方、筋力トレーニングや短距離ダッシュなどの運動は、無酸素運動で、筋肉を鍛え、基礎代謝量を増やす効果があります。
基礎代謝量は、20代をピークに年々落ちていきます。中年以降に太りやすくなるのは、これが原因の1つです。
脂肪と筋肉では、筋肉の方が消費エネルギーが大きいので、無酸素運動で筋肉質の身体をつくることによって、基礎代謝量は増加します。
そのため、無酸素運動で、基礎代謝量を上げつつ、有酸素運動で脂肪を燃焼するというのが、効果的なダイエットにつながります。
「運動の順番」が重要
例えば、1時間の運動であれば、
筋力トレーニング(無酸素運動) 10分
ジョギング、エアロバイクなどの有酸素運動 40分
ストレッチ 5分
といった感じが、ダイエットを意識した運動としてよいでしょう。
ポイントは、筋力トレーニングを最初に行うことです。
筋力トレーニングを最初に行うことによって、体内の糖分を消費するので、有酸素運動の際、脂肪の消費がしやすくなる運動パターンができあがります。
ダイエットが目的であれば、有酸素運動を20分以上取り入れましょう。
一方、筋肉を鍛えることが目的ならば、筋力トレーニングの時間の割合を増やします。
この場合、ストレッチがポイントになります。
筋力トレーニング前の最初のストレッチで、筋肉を伸ばしすぎないこと。筋力トレーニングは、筋肉に圧力をかけて収縮させ、鍛えるトレーニング。だから、ストレッチで筋肉を伸ばしすぎると、筋肉を増強する効果が薄れてしまいます。
まずは、筋肉を伸ばしすぎない軽い準備運動から始めて、筋力トレーニングを行い、その後筋肉をしっかり伸ばすようなストレッチを行うと効果的です。
例えば、こんな感じで行うと、とても効果的です。この順番がとても大切なのです。