有酸素運動の後にやるべき運動

このように、有酸素運動を20〜30分した後に、複雑な動きをするダンス、ヨガのポーズやバランスを保つことを必要とするボルダリング、バランスボールなどをすることが、新しい脳細胞の定着に効果を発揮します。

すでにそういった運動をしている方は、その前に数十分の有酸素運動を取り入れてみる習慣を加えるだけで、脳力アップへの効果が期待できるのです。

また、複雑な動きが伴う活動であるピアノやギター、ドラムなど、楽器の演奏が趣味の方は、演奏の前に有酸素運動をする習慣を取り入れてみるのも効果的です。

「苦しくない程度の運動」で体脂肪が燃える

さて、運動といえば、ダイエットについても気になる方が多いと思います。

運動の時、有酸素運動をすることで、脂肪を消費し、痩せる効果があることは有名です。

有酸素運動とは、あまり強くない力が筋肉にかかり続ける運動です。ジョギングやエアロビクス、ゆっくりした水泳などを20分以上続けることで、体内の脂肪燃焼が起こります。

「苦しくない程度の運動」で体脂肪が燃える
写真=iStock.com/dusanpetkovic
「苦しくない程度の運動」で体脂肪が燃える(※写真はイメージです)

ポイントは、大きく負担のかからない運動を続けることです。苦しさを伴うようなレベルまでいってしまうと、呼吸が浅くなり、酸素が不足してしまうため、体脂肪の燃焼が起こりません。