1時間後に「未来のパートナー」に出会いたいか?

それが、次の3点だ。

1.本気で将来のパートナーと出会いたいと思っているか。
2.本当に結婚したいと思っているか。
3.どういう結婚生活を送りたいかが明確になっているか。

「本気で結婚相手と出会いたいと思っているか」と問われたら、たいていの婚活女性は「出会いたいと思っているに決まっているでしょう。そのために婚活をしているんだから」と答えるだろう。けれど、婚活をしていても、心の底では「今、結婚相手に出会ってしまったら困る」と思っている人が意外と多いのが実情だ。しかも、ほとんどの人が自分でもそのことに気づいていない。

試しに、「1時間後に運命の相手に出会ったらどうする?」と自問してみてほしい。「うれしい! 大歓迎!」と思えるなら、準備が整っているということ。こういう人は、早かれ遅かれ出会いがあるはずだ。

一方、「それは困る」という人もいるのではないだろうか。「家が散らかっていてよべない」とか「この体形では……」とか、要は準備が整っていないのだ。なにも「出会ってすぐに家に呼ぶべきだ」と言いたいのではない。

準備が整っていないと、自分でも気づかないうち出会いに対して及び腰になる。無意識のうちに「すてきな人と出会わないように」してしまう。

K美さんは、まさにこのタイプ。忙しさにかまけてひとり暮らしの部屋は荒れ放題で、万が一彼氏ができても、とても家にはよべない状態だ。

不要なものを手放し、デジタルデータの整理を

「いい人がいない」「出会いがない」という人は、「1時間後に将来のパートナーとなる男性に出会う準備ができているか」を自分に問うてみてほしい。

大事なのは、自分が暮らすスペースを整えることだ。使っていないものや気に入らないものに囲まれている状態で、新しい出会いを呼び込むことは難しい。まずは不要なものを手放して、お気に入りのものだけを身の回りに置くようにすることで、自然と新しい出会いを求める気持ちになれる。

また、意外に効果が大きいのが、デジタルデータの整理だ。元カレの連絡先はもちろんのこと、連絡先を交換したまま一度も連絡を取り合っていない人や、そもそも思い出せない人のデータは削除したい。

目に見えなくても、不要なデータは心のスペースを塞いでしまう。部屋も心のなかも、不要なものを処分してスッキリさせることで、新たな出会いを呼び込む余裕が生まれる。

写真=iStock.com/Liudmila Chernetska
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