ほめて欲しい人の承認欲求を満たす「へそわかすの法則」
人からほめて欲しい気持ちが全開の、「クレクレさん」への対処もやっかいです。
承認欲求が満たされるまで、認めて欲しい行動やオーラを出し続けるため、最初は優しく対応していたとしても、続けているとだんだんこちらが疲れてしまいます。
人間は誰でも、承認欲求を持っています。満たされたい気持ちを埋めてあげたくても、どうしたらいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか?
渇いた心を満たすポイントは、「へそわかすの法則」です。
へ─―「へー」などの感嘆詞を使い、
そ─―「それで、それで?」ともっと詳しく話をしてもらいましょう。
わ─―さらに、「わー」などの感嘆詞を再び使い、
か─―「(そのときどう)かん(感)じた? (どんな)感覚?」と相手の感情を引き出しましょう。そして、
す─―「すごい! 詳しく教えてください」とほめながら、もっと質問してみるのです。
途中に感嘆詞を入れると、相手はほめられているように感じます。
共感することで、相手の感情を引き出しましょう。
相手は自分が理解されて、認められたという気持ちになります。
さらに質問をすることで、相手は気持ち良く話ができるのです。
認めて欲しい気持ちが強い人への対応は、なんだか面倒に感じるかもしれません。しかしその人が他者から受容され、共感され、心が満たされると、その人の気持ちが変化していくことがわかるでしょう。
「急がば回れ」という言葉があるように、一見面倒に思える関わりでも、実は短時間で相手の感情を変えることができる場合もあるのです。
距離を置きたい嫌な人と仕方なくしている会話でも、相手の承認欲求が満たされて、結果的に人間関係が良くなるのなら素晴らしいことです!
もし関係が良くならなかった場合でも、この「へそわかすの法則」は、自分自身を満たす方法としても有効です。
自分を大事にして自己肯定感を上げたいときに、ぜひ活用してみてください。