まずは分析手法からリストアップさせる

まずChatGPTに

〈プロンプト〉
ビジネスモデルのフレームワーク30個

とリクエストして、どのような分析手法があるのか、リストアップしてもらいました。

すると、「ビジネスモデルのフレームワークは、企業やスタートアップがビジネス構造や戦略を考える際の参考になるものです。代表的なフレームワーク30個をリストアップします」という説明とともに、ビジネスモデルキャンバスやSWOT分析、ポーターの5つの競争力、ブルーオーシャン戦略、レッドオーシャン戦略、バリューチェーン分析、PEST分析、4P分析、7Sフレームワーク、アンソフの成長マトリックス、ポジショニングマップ、カスタマージャーニーマップなど30個の分析手法をリストアップしてくれました。

図版1 『頭がいい人のChatGPT&Copilotの使い方』(かんき出版)より

ChatGPTを使えばあらゆる分析が簡単にできます。

次からはそのうちいくつかを試してみましょう。

新規プロジェクトのビジネスモデルを可視化

橋本大也『頭がいい人のChatGPT&Copilotの使い方』(かんき出版)
ビジネスモデルキャンバスを作成させる

ビジネスモデルキャンバスは、ビジネスモデルを可視化するためのフレームワークです。

新しいビジネスモデルの開発、既存ビジネスモデルの評価、戦略的計画の策定に用いられます。特に、スタートアップや新規プロジェクトにおいて、ビジネスモデルを可視化し、理解しやすくするのに役立ちます。

ChatGPTにビジネスモデルキャンバスとは? と聞いたら、このような解説がありました。

〈ビジネスモデルキャンバスの9要素〉
1.顧客セグメント(CS:Customer Segments)
事業がターゲットとする特定の顧客群
2.価値提案(VP:Value Propositions)
顧客に提供する独特な価値や解決策
3.チャネル(CH:Channels)
価値提案を顧客に届けるための方法や手段
4.顧客関係(CR:Customer Relationships)
顧客との関係をどのように築き、維持するか
5.収益の流れ(RS:Revenue Streams)
事業からの収益源や収入の流れ
6.キーリソース(KR:Key Resources)
事業を成功させるために必要な主要な資源
7.キーアクティビティ(KA:Key Activities)
事業の価値提案を実現するために必要な主要な活動
8.キーパートナー(KP:Key Partners)
事業を運営する上で重要なパートナーシップや協力関係
9.コスト構造(CS:Cost Structure)
事業運営に必要なコストや支出

そこで

〈プロンプト〉
デジタルハリウッド大学の教育サービスのビジネスモデルキャンバスを作成してください

とリクエストしたところ、図版2のような回答が得られました。

図版2 『頭がいい人のChatGPT&Copilotの使い方』(かんき出版)より

ChatGPTの9項目の回答をWeb上で配布されているビジネスモデルキャンバスのテンプレート上にレイアウトしてみました。とてもよくできています。

頭がいい人のChatGPT&Copilotの使い方』(かんき出版)より