野党も信頼できない
一方、野党もぼろぼろです。立憲民主党は、政治資金パーティーの開催を禁止する法案を提出していながら、幹部が政治資金パーティーを開催することが露呈し、マスコミから厳しい批判を受けると、「やはりパーティーはやりません」という、あまりの場当たり的対応に開いた口がふさがりません。
私はセミナーなどでよくお話しますが、儒教の徳目でもある「信」という字は「人」の「言葉」と書きます。言ったことを守らないなどというのは信用をなくすことです。リーダーである政治家ならなおさらです。
自民党も政治資金の流れを国民に知らせたくないという意図が見え見えですが、野党もいい加減であることを自ら露呈しました。また、立憲民主党の前身の民主党は、自民党から一時政権を奪取した際には、あまりにもレベルが低く、日本経済がボロボロになったことを多くの国民は忘れていません。
このような政治家を選んでいるのは私たちの責任です。もっと政治に関心を持たなければなりません。
こういう状況の中で、この国のかじ取りを適切に行うには、大きな視野や見識を持ち、さらに課題を克服する実行力を有する政治家が必要なことは言うまでもありません。そういう人を見極めて選ぶのがわれわれに課された義務だと思います。
私も国会議員の中に比較的関係が深い知り合いが数人いますが、みなまともな人です。そのような人たちが与野党問わず集まり、新しい党を作れないのかとも考えます。