ジャラジャラしていると邪魔なのは間違いない

で、金のネックレスですが、あれ、実は金のネックレスではなく、磁気ネックレスかもしれませんよ、というのはちょっと苦しい説明ですね。

今浪隆博『今浪隆博のスポーツメンタルTV THE BOOK 野球観戦が100倍面白くなる厳選100談義』(イースト・プレス)

金のネックレス、ぼくはつけたことありませんが、守備でもスライディングしたときでも、ジャラジャラしていると邪魔なのは間違いないでしょう(笑)。ではなぜ、しているのか……。

あくまでも想像ですが、体調を整えるなどの効果とは関係なく、気持ちの問題かもしれません。シーズンは長く、調子が落ちるときがあれば、体調を崩してしまうときもあります。毎試合、自分が思うようなプレーができるわけではありません。

とはいえ、それとは関係なく明日も、明後日も試合は続く。そんなとき、自分を奮い立たせるアイテム、またはお守り的なものとして、金のネックレスをつける人がいても不思議ではない。

本人の気分がアガるなら、それでいい

ビジネスでも、大事なプレゼンの日にはお気に入りの腕時計をするとか、勝負下着を身につけるとか、いわゆるゲン担ぎする人もいると思います。

まわりから見たら意味がないことでも、本人にとっては大切なもの。ないと不安で、身につけているだけでテンションが上がるもの。それが、ある選手にとっては金のネックレスだった。だから、ほかの人が理由を想像しても意味がないのだと思います。本人の気分がアガり、成績に反映されていると感じるならそれでいい、というのがぼくの見解です。

ちなみに、ユニフォームからはみ出さないものの、ネックレスの類いを身につけているプロ野球選手、実はけっこういます。

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