着られる服がないという悩み

体型とプロ野球選手の私服についてですが、お尻が大きく太ももが太いと、ジャストサイズを見つけるのが難しいという問題があります。探せばあります。でも、それが面倒な人は「どうせ合うサイズがない」を言い訳にして、着る物に気を使わなくなっていくのかもしれません。

最近はストレッチ素材のタイトなパンツもありますが、あれ、慣れてないと最初は窮屈だし、違和感もあるでしょう。その壁をこえられず、ラクな恰好でいいやとなる選手もいます。そこが強調されて「プロ野球選手の私服はやっぱり……」となるのではないでしょうか。

体型的に仕方のない部分もありますが、最近はオシャレに気を使う若い選手が多いので、イメージも少しずつ変わっていくはずです。いや変わって欲しいと、元北のオシャレ番長としてエールを送りたいと思います(笑)。

どうして金のネックレスをするのか

プロ野球選手の「金」にまつわる疑問もよく聞かれます。金といってもマネーではなく、1つは貴金属のゴールド、もう1つは「金カップ」についてで、ちょっと微妙な話題でもあります。

最初の金、ゴールドですが、これはネックレスの話です。バッターボックスで空振りしたり、ファールを打ったりした後で、はみ出した金のネックレスを胸元にしまう選手、確かにいます。どうして、あんなにジャラジャラしてゴツいネックレスをつけているのか。邪魔になるんじゃないか。そういう疑問が浮かぶのも、わかります。

力投するソフトバンクの森唯斗投手=2019年8月10日、福岡ヤフオクドーム
写真=時事通信フォト
力投するソフトバンク(当時)の森唯斗投手=2019年8月10日、福岡ヤフオクドーム

では、なぜ金のネックレスをしているのか……の前に、磁気ネックレスの話をしたほうがいいかもしれません。磁気の力でコリをほぐす、体調を整えるというやつで、ぼくもつけていた時期があります。確かに、疲れが軽減される気がしたし、踏ん張れるし、めっちゃええやんと思いました。

疲れがたまるとバランスが崩れるため、これはアリでしょう。デザイン性の高いものもいろいろあって、一時期、あれこれ試していたことがあります。でも結局、ぼくは続けませんでした。効果を感じる以上に、内野を守っているとき、首まわりで動くのがどうしても気になって、ストレスになるなら意味がないと思ったからです。