誰でも今日からできる「幸せ」になる習慣
最後にご紹介したいのが、第11位の『精神科医が教える 幸せの授業』。
誰もが抱く「幸せになりたい」という願い。この願いが“必ず”叶う方法があると言ったら、知りたくない人はいないのではないでしょうか?
本書の主人公、ゆかりは、都内で働く会社員。仕事で大失敗してしまった夜、憂さ晴らしのために立ち寄ったバーで出会ったのは、『アウトプット大全』の著者、精神科医の樺沢紫苑先生でした。樺沢先生は、落ち込むゆかりに「幸せは誰でも同じやり方で確実に手に入れられるんですよ」と言い、“幸せの特別授業”をしてくれます。
樺沢先生によれば、幸せには「セロトニン的幸福」「オキシトシン的幸福」「ドーパミン的幸福」の3種類があります。セロトニン的幸福は脳内物質「セロトニン」が分泌されているときに感じる幸福。つまり「セロトニンはどんなときに分泌されるのか」を知り、その条件を満たせば、セロトニン的幸福を感じられるということなのです。オキシトシン的幸福、ドーパミン的幸福も同様です。
セロトニン的幸福を感じる方法のひとつは「ポジティブ日記」。夜寝る前15分以内に、「今日あった、よかったこと」を3つ書くだけです。
本書にはこれ以外にも、セロトニン的幸福・オキシトシン的幸福・ドーパミン的幸福を得るための具体的な方法がたくさん示されています。少しでも心地よく生きていきたいなら、ぜひ読んでみてください。
今月も、新NISAから働き方、睡眠まで、幅広いジャンルの本がランクインしました。来月はどのような本が多く読まれるのか、引き続きチェックしてまいります。