「いま思えば全て彼らの計画通りだったのです」

1月5日の週刊女性PRIMEは、A子さんが小沢に「お礼のメール」を送っていたと報じた。

「本当に素敵で…」「最後までとても優しくて」「今日は幻みたいに希少な会をありがとうございました」「松本さんも本当に本当に素敵で」

その記事を受けて松本がXに、「とうとう出たね」と投稿し、勝利宣言をしたのだ。

これだけ読めば、性加害を受けたはずのA子さんがなぜ? と思えるが、被害女性にはこうした行動がよくみられるそうである。

文春に対してA子さんは、

「なぜ、お礼LINEが“性的合意”の証明になるのですか。このメッセージを送った時はパニック状態にありました。全裸で高圧的に迫ってきた松本氏を拒否したため、男性陣が謝罪する姿を目の当たりにした直後であり、最後まで対応しなかったことをむしろ自分の非のように感じていました。

芸能人の卵だった私は『どうか穏便に見逃してほしい』と、反射的にお礼の文言を書いてしまいました。いま思えば全て彼らの計画通りだったのです。これまでどれだけの女性が同じ思いをしてきたかを想像するだけで吐き気がします。ここまで漕ぎ着けるのに八年もかかったことが悔しくて仕方ありません」

と語っているのだ。

NPO法人レイプクライシスセンター代表で弁護士の望月晶子氏は、「こうしたLINEを拡散することは、まさにセカンドレイプです」と批判している。

松本への女性“献上”は福岡の高級ホテルでも

しかし、松本の番組を持つテレビ局の動きは、ジャニー喜多川問題のときと同様鈍かった。

動いたのは番組にCMを提供しているスポンサーだった。アサヒビールは10日の会見で、昨年12月29日に放送された「人志松本の酒のツマミになる話」(フジテレビ系)のスポンサーとしてCMは放送したが、社名表示は取りやめたと明らかにした。サントリーとアコムなども同様の対応をしたという。

文春が次の号でさらに追い打ちをかけた。SEX目的の女性集めは、ほかの取り巻き連中でも行われていて、「松本へのSEX上納システム」というべきものがあったと報じたのだ。

2016年6月、福岡の高級ホテル「グランドハイアット福岡」で、3人の女性たちを迎えたのは2009年M-1王者のお笑いコンビ「パンクブーブー」の黒瀬純だったという。

上階にある1泊約20万円の「グランドエグゼクティブスイートキング」で松本は、女性陣に自慢の大胸筋を触らせた後、結婚について次のような持論を展開したという。

「有名人と結婚して不倫すると嫁さんや相手の事務所にも迷惑がかかる。だから俺は素人と結婚したんや。有名人と結婚したら遊べへん。有名人と結婚する人は凄いわ」