文章が書けないのは型を知らないから

R80を使えば、今まで文章を書けなかった人も書けるようになります。

これ、裏を返せば、R80のような文章を書くための「型」を知らなくて書けなかった、ということではないでしょうか。

たとえば作文の課題を出されたとします。原稿用紙を渡されて「はい、400字で自由に書いてね」と言われたら、文章の苦手な子の頭にはまず、指定された400という字数が浮かぶでしょう。

中島博司『R80 自分の考えをパッと80字で論理的に書けるようになるメソッド』(飛鳥新社)

そして、それだけの字数を埋める方法が思いつかず、途方に暮れてしまいます。

そういう子たちが「自分は文章が書けない」と思い込んでいる気がします。

ところが、R80という「型」を知っている子だと、反応が違います。

それこそ「R80を5回」ということが浮かびます。そこから、まずは結論的なR80を書けるかな、といった考えを展開していくことができます。

ルールのないスポーツがないように、文章にも一定のルールがあったほうが、どうプレーすべきかが見えてくるのです。

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