不要な情報は思い切って捨てる

相手が興味のない話、関係のない話を長々とするのは相手にとって迷惑ということです。

かつて業績不振だった営業マンの頃に、「自社の説明と相手に興味がないのに自分がいいと思った独りよがりの企画」を何十分も話していた自分を思い出すとぞっとします。

仕事が受注できなかったわけです。

長い説明は相手の時間を奪っている。聞くだけで相手も給料の代償を払っている。

給料泥棒と同じ。

無駄に長い話をしているのは、外で営業中に山手線1周しながら寝ているようなものです。時間のコスト意識を持ちましょう。

そこでこの項でお伝えしたいのは、「余計なことを話しすぎていませんか」ということです。そのうえで、「余計な話を削減していきませんか」ということです。

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そもそも「余計な話」って何でしょうか。

代表的なものをあげていきます。

「余計な話」で損をしてしまう3つのパターン

① 知識や専門用語で「できるアピール」をする

知識や専門用語を使って相手に説明をして、「できる」と思っているのは本人だけです。

本当にできる人は、難解な用語を使わずに簡単にわかりやすく伝えます。

会議やプレゼンなど人前で話す際に、資料にある現在の社会背景などを長く読んで、評価を落とすのもこのタイプの人です。

② 自分の思い入れや頑張ったアピール

──○○社のコンペは過去に2度失敗していたので先週は毎日終電でした
──A部長とは3度目の面談で、最初は10分くらいしか話せなかったのですが、今回は30分話していただいて

といった経過報告もここに入ります。

頑張ったアピールは自分にしか目が向いていない状態です。

相手が求めているものではないので、伝える必要はありません。

③ 経験談や過去の結果の自慢をする

「自分は前の会社でこんなことをしていた」
「自分だったらこうやっていた」

前の職場で大企業に在籍していた人が、転職先でこのように言ってまわりから相手にされなくなることはよくあります。

また、「自分だったらこうやっていた」は完全に後出しじゃんけんです。

そう言うならやる前から伝えてほしいものです。

エピソードを語ることは悪いことではありません。

内容が問題なのです。

相手に共感してもらえるようなちょっとした失敗談や克服体験で、かつ相手の仕事の参考になるものに限定する必要があります。

そうでない自慢トークは、相手に嫌な気分を与え、本人の評価を下げていくだけです。

承認欲求が強いとこのような話し方になります。

自分自身で承認欲求を満たすための何かをやっておきましょう。