40歳から始まる「前頭葉の老化」

脳というのは刺激を与えることで活性化し、老化も防げます。

頭を使うほど脳は活性化し、認知機能の向上にもつながるのです。

前頭葉は40歳ぐらいから衰えていくと言われています。

前頭葉は記憶を司る部分でもあり、ここを鍛えることで物忘れも防止できます。

毎日が平凡だと思い込んで過ごすと、日常生活で決まったことしかやらなくなります。

そうなってしまうと、前頭葉の老化は止まりません。

ギャンブルは高度な知的作業

では、脳を最も効率的に鍛えるにはどうすればいいのでしょうか?

それは「文章を書くこと」です。前頭葉を効率的に鍛えるには「アウトプット」が大切なのです。

ちなみに読書などは、その逆のインプットの行為にあたります。

前頭葉は記憶を引き出す力を司る場所であり、記憶を蓄積しても鍛えることはできません。

そのアウトプットに特に有効なのが「日記を書くこと」です。

日記を書くことは、その日の出来事を思い出す行為です。

「今日は誰と会って、どんなことを話したか」「お昼に何を食べて、どう感じたか」「家のなかでどんなことがあったか」などを思い出し、考えながら文章を書き起こすことは前頭葉にとって非常に効果的なトレーニングなのです。

先行きが不安定なとき、想定外な状況に置かれたときに、前頭葉はフル回転します。

ギャンブルはのめり込むと危険ですが、競馬は新聞の情報やパドックの様子、オッズなどから総合的に考えて馬券を購入するので、意外に高度な知的作業であり、前頭葉を鍛えます。

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ほかにも最新の音楽を聴いてみたり、大ヒットしている新作映画を見に行く、ということも脳の活性化につながります。