千葉智之さんからのアドバイス

「出逢いの大学」学長
千葉智之

1973年生まれ。大手建設会社を経て、大手総合情報メディア企業に転職。一介の会社員でありながら、のべ会社員数7000人の異業種交流コミュニティをSNS上で主催するコネクター。著書に『出逢いの大学』『やる気の大学』。

1日のスケジュールは5分単位で決定します。ある仕事を30分と設定した場合と25分と設定した場合では5分しか違いませんが、同じようなタスクが5個重なれば25分の時間を捻出でき、タスクをもう一つこなせます。

綿密にスケジュールを組んでも、すべてを予定通りにこなせるわけではありません。正直なところ達成率は7~8割。ただ、それで十分です。スケジュールなしでゆき当たりばったりで取り組むと、結局は2割程度しか手をつけられない。

スケジュールは、いわば努力目標です。片付かなかった仕事は、翌日以降に繰り越します。とはいえ、繰越率は少しでも小さいほうがいい。そこで苦手な仕事の予定は早い時間帯に入れます。好きな仕事から先にやると、夕方以降に苦手な仕事を残すことになり、「今日は無理せずに帰ろう」になってしまいがち。エネルギーを要する仕事は先にやってしまったほうが、より多くの仕事をこなせます。

 

 

(相澤 正、久間昌史=撮影)
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