なぜ男性プロ社員の利用者が一番多いのか

「在宅勤務」という言葉にどんなイメージを抱くだろうか。「育児や介護のための福利厚生」「毎日自宅で働く」「業務に支障が出る」「職場のコミュニケーションが損なわれる」だとしたら、すべて認識不足による誤解だ。

在宅勤務は「テレワーク」と呼ばれる新しい労働スタイルの一つである。テレワークとは、ITを活用して場所と時間を自由に使った柔軟な働き方で、自宅に限らず会社以外の場所で仕事をすること全般を指す。ただし、日本でも海外でも在宅での勤務が主流である。在宅勤務制度を導入し、適した社員が適したタスクを自宅で行えば、集中できる時間がオフィスにいるときよりも増える。

アメリカでは企業のテレワーク導入率は42%に達する(2008年調査)。利用者の6割が男性であり、しかも裁量のきく立場にあるマネジメント・プロフェッショナル職の社員が多い。ハードワーカーである彼らは時短勤務を嫌がり、あくまでフルタイム勤務を希望する。一方で、より成果を挙げるために柔軟な働き方を求める。その一つが在宅勤務なのだ。