「頭はいいけど、心は冷たい」というレッテルを貼られないために
なんでも合理的に考え過ぎ
こんなことで悩んでいませんか?
相談に乗るのが苦手
○ 悩みの相談に乗ったのに、なぜかその人との関係がギクシャクしてしまった
○ 「言っていることは正論だけど……」と言われたことがある
「聞かれたから答えたのに、どうして不満に思われるのだろう」「相手が理不尽なのではないか」と、思うかもしれませんね。
しかし、「自分は間違ったことは言っていないわけだし……」とそのままにしていると、
○ 「頭はいい。でも、心は冷たい」というレッテルを貼られる
○ 誤解が解けないまま、関係が冷えていく
○ 周囲からけむたがられる……
といった、悪い事態につながってしまうかもしれません。
変身ポイントは「情報整理能力」
なぜそんなことが起きるのでしょうか。
それは、変身ポイントである「情報整理能力」がマイナスにあらわれているからです。
「情報整理能力」にすぐれた人は、物事の内容を細かく分けて考えることができます。
他人の悩みを聞けば、「これが悩みの本質」「これがその原因」と的確に分けることができ、「こうすれば解決できる」と、素早く正解に到達することができるのです。
ここでの悩みのように、「冷たい」「心ない」と思われやすいといった「情報整理能力」がマイナスにあらわれていることも、自分にとっての大きなエネルギーにできるのです。
「~するしかないよ」ではなく、「~するといい感じがする」
「情報整理能力」がマイナスにあらわれると
では、なぜ「冷たい」「心ない」と思われてしまうのでしょうか。
相手の相談を受けてから素早く解決策を提案できること自体は、素晴らしい能力です。
ただ、問題が生じるのは、正解を得たあとです。
相手の悩み解決に対する関心が大きいせいか、「どんな言葉で伝えれば、相手の心に届くのか」といった、伝え方がおろそかになってしまいます。つまり、思ったことをそのまま口にしてしまう傾向があるのです。
相手が相談をもちかけてきたということは、相手はなんらかの悩みや不安を抱えているということ。不安でいっぱいの心は特に繊細で、ちょっとした言い方の違いで傷ついてしまうものです。結果として、正解にズバリいきつく能力が、かえってマイナスに働いてしまうのです。