心得3 当人に影響ある変更は、前もって早めに知らせる
メンバー自身の勤務態様の変更や異動、チームへのメンバーの加入・転出など、気持ちや環境づくりに準備が必要なことは、なるべく早めに伝えます。
何も説明しなければ、誤解や不満を抱えてしまう可能性もあります。
「なぜこのような判断が下されたのか」という理由をきちんと話し、会社の決めた変更を納得させる必要があります。
メンバー自身が望んでいた異動が内々に決まったときなど、本人にとって良い知らせも、社内のルールが許す範囲で、なるべく早めに本人に伝えます。
早く伝えることで、現在の部署での残りの時間を、より一生懸命働こうと考えてくれるかもしれません。メンバー自身も、引き継ぎのための資料作成に余裕を持って取り組むことができます。
心得4 当人の力をいっぱいに活かす
「この部署にいるからには、○○ができるようにならなければいけない」というレベルに到達するための教育はしっかりやらなくてはいけません。
けれども、人には得意・不得意が必ずあり、課題を乗り越えられないこともあります。
必須だからといって、「できないこと」ばかり指摘されていたら、仕事へのやる気そのものを失ってしまうかもしれません。
不得意なことをなくすのも大切ですが、仕事に関連した得意なものを見つけ、ほめて伸ばす意識を持つことが大切です。
仕事以外でも、メンバーとコミュニケーションをしっかりとっていれば、「趣味のプラモデルでハイレベルなジオラマをつくっている」とか「飲み会では発言数は多くないものの、そこにいる人たちが興味を持てる話題をうまく提供している」など、長所やプライベートでの得意分野を知る機会もあるでしょう。
そうした特性を仕事に活かす道を探してあげることも、メンバーの働きがいにつながっていきます。