相手の言葉をそのまま受け取る必要はない
では練習です。次の言葉をポジティブな言葉に変えてみてください。
国語の授業ではありませんから、A=Bしかないということではありませんので、気軽に思いつく言葉を書いてみましょう。
(例)【優柔不断】→優しい・思慮深い・思いやりがある・周囲に気配りできる・視野が広い・他人の考えも尊重する・ベストを探すために手抜きをしない
(問題)【気が短い】【空気が読めない】【怒りっぽい】【気が弱い】【面倒くさがり】【人に流されやすい】【ケチ】【八方美人】【暗い】【すぐネガティブに考える】【のろま】
いかがですか? 最初は難しく感じるかもしれませんが、練習を重ねるうちに、ポジティブな意味合いの語彙が増えていきます。
たとえば、同僚から「あなたは行動が遅い。のろまだから接客業に向いてないよ」と言われたとします。
この「のろまだから接客業に向いていない」という決めつけは正しくありません。「のろま」という言葉をリフレームすると、「慎重に考えて行動している」と捉えることもできます。
自覚があるならばスピーディーな行動ができるよう努力は必要ですが、同僚の言葉をそのまま受け取る必要はないのです。
「私はこの仕事に向いてないんだ」と捉えるのではなく、「私は慎重に考えて行動できている。だけど、スピーディーさも必要かもね」と解釈しましょう。
言葉のリフレーミング、どんどん挑戦して、暗い気持ちはすぐホイミして明るい気分にしてみませんか。