「敵ながらあっぱれ」なSNS投稿に唸り声
おかげさまで僕のツイッターは、フォロワーが76万人にまで増えました。
よく言われるのは、「クロちゃんのツイッターって、発言内容そのものよりも、それに対するみんなのリアクションが面白いよね」ということ。
共演した人から「ツイッター、楽しみに見てますよ」とか言われるとうれしくなるんだけど、よくよく話を聞いてみると「アンチのやりとりが大喜利みたいで最高」とか言われて……。
僕としては「なんだよ、それ」ってガッカリするけど、まぁ言ってることはわかるんです。つまり、はからずも炎上自体がエンターテインメントになっているわけで。そうなると、これはこれで叩かれていることにも意味があるのかなって前向きに考えることができるんですね。
アンチコメントの中には、自分に対する悪口とはいえ、「うまいこと言うな~。一本取られたわ」っておもわず笑っちゃう投稿も多いです。
この前もストライプ柄の洋服を着ていたら、「TENGAが擬人化したようだ」とか書かれていました。そういうのを見ると「敵ながらあっぱれ」という気持ちになってしまう。
だからこそ、僕はSNSが好きなんです。アンチを心からは憎めない。「これだけ叩かれているんだから、ツイッターなんてやめちゃえば?」という声もあるんですけど、そういう話ではないんですよね。
上から目線を絶対にやめないワケ
「クロちゃんって常に上から目線だよね」と指摘されることがよくあります。「なんでそんな偉そうにしているの?」「自分は悪くないっていう一貫した態度はなに?」と呆れられることも多いです。
でも、これには理由がありまして。「相手の意見を真摯に聞く」というのは誠実な行為かもしれないけど、自分の精神面が弱っているときにキツい意見をもらうと、立ち直れないくらい傷ついたりもするんです。なにしろ僕はガラスのメンタルですから。
そういうときは、強引に自分の考え方を変えるしかない。相手は自分よりも劣る人間なんだと思い込むようにするんです。精神的に相手の上に立つと、心に余裕が生まれますからね。
もちろん安田大サーカスの団長に対しても同じです。団長は僕にとって上司だし、恩人にもあたるんだけど、そんなことは関係ない。
団長に怒られているときは「同じことを何度も言いやがって」「大体、要点がまとまっていないんだよな」「大丈夫かよ、この人? ボケが始まってるんじゃないの?」といった感じで冷ややかに眺めています。
その際に忘れてはいけないのは、怒られたときはシュンと反省する振りをすること。全力でポーズを取るのは大人としてのエチケットです。でも腹の中では「話が長いな、こいつ。面白くもないくせに」とバカにしても全然OK。
SNS上で、僕はアンチに対してなにも反論せずに「勇者は語らず」のポーズを取っていますけど、実は心の中では全部に反論して完全論破しています。