どんなことでもポジティブに言い換えられる

たとえば、僕はテレビでレストランや食事などを紹介するとき、一見するとネガティブに感じる面をポジティブに表現していました。次のような感じです。

●客が入っていない、ネットでの評価が低い → 隠れ家的な店
●店が狭い、小汚い → 落ち着くお店
●店主が無愛想ぶあいそ・暗い → 職人肌な店主
●味が濃い → ご飯が進む
●味が薄い → 何杯でもいけちゃう、朝から食べられる
●まずい → 好きな人は好き、ハマったらクセになる

写真=iStock.com/kanzilyou
※写真はイメージです

映画やドラマだったら、次のように言い換えられます。

●ダラダラ長い → 見応えたっぷり
●ありがちなストーリー → 王道の物語、ど真ん中
●テンポが悪い → 丁寧なシナリオ展開

これは、人間の性格を表現するのにも応用できます。

●頑固 → 意思が強い
●優柔不断 → 慎重、注意深い
●わがまま → 自分の考えを大切にしている
●怒りっぽい → 情熱的、なにごとにも真剣
●飽きっぽい → 切り替えが早い、好奇心旺盛
●せっかち → 時間を無駄にしない
●神経質 → 細かなところに気配りできる
●流されやすい → 協調性がある
●威張る → リーダーシップがある

こういう「ポジティブ変換」は、ふだんからゲーム感覚で楽しみながらやってみましょう。

というのも、常日頃から練習しておかないと、いざ人との会話になったときにスッと口から出てこないからです。

たとえば、車を運転していて無理やり前に割り込まれたり、うしろからクラクションを鳴らされたりしたら「図々ずうずうしいやつだな」「うるさいな」と感じてイラッとしてしまうものです。

でも、たとえばそこで

「仕事熱心な人なんだな」
「時間を無駄にしない人なんだな」

などと、ポジティブに変換してみるのです。

イライラしたりイヤなことがあっても、「どうすればポジティブ変換できるか」と考えているとイライラなども軽減されるでしょう。

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