3 やる気を高めるモデルを設定するアクション(1) モデルを設定する

ママが導入しやすい手法として、「学習のロールモデル」を見つけるやり方があります。たとえば、成績上位者のクラスにいる友人。大輝くんの場合は、朋哉くんが適任でしょう。

具体的には、「朋哉くんって、いつ勉強しているんだと思う?」と子供に問いかけ、イメージを促すのです。

やる気の見えない子に対して、「あなたはどうしたいのよ」と問い詰めても、本人の中に学習の具体的なイメージがわいていないわけですから、あまり効果はありません。

その点身近な友達を想像するのは、子供にとっても簡単で、また自分自身に置きかえて考えるきっかけにもなるものです。「きっと、寝る時間をけずって勉強しているんだ」と、とっぴな発想をする子もいますが、「でも、いつも元気な顔をしているんじゃない?

外遊びも好きだし」と、その子の日常の姿を思い出させてやる。そういったやりとりのなかで、「じゃあ、朝早く起きて、勉強しているんじゃないかな」などと子供自身が気づくように仕向けるのがポイントです。

モデルとなる子の生活を想像することで、「あと少しがんばってからオヤツにしよう」とか「この問題までやってから寝よう」とか、日々の小さな決断に変化が生まれます。