「自分がすべきこと」に立ち返ってみる

周囲に振りまわされないコツ2

「Must(自分がすべきことはなにか)」「Can(そのためにできることはなにか)」「Will(もっとしたいことはなにか)」の順番を確かめる

次に、「自分がすべきことはなにか」、もしできていなかったら「そのためにできることはなにか」、さらに「もっとしたいことはなにか」の順番で、さらに自分を見つめてみましょう。

周囲に振りまわされてしまう人は、自分と他人とを比べたり、他人が気になったり、その言動を見過ぎたりしています。ですから、自分がすべきことに立ち戻ってみて、具体的にできることを考えていくのです。

「なんとなく周囲に振りまわされている」
「最近ちょっと自分らしくないかも……」

ふとそんなことを感じたら、このふたつのコツに立ち戻って、自分に対して「大丈夫かな?」「守れているかな?」といってあげましょう。そうするだけでも、周囲に振りまわされることが減っていき、自分の道を進んでいく手掛かりを掴めると思います。

写真=iStock.com/Maria Marganingsih
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周囲が気になるのは、自分で決めることができないから

そもそも、なぜ他人のことが気になってしまうのかというと、「人生でなにをやるのか」「いつやるのか」「どのようにやるのか」といったことが、自分の力で決められなくなっているからです。

先述の3つのパターン(自信がない、承認欲求が強過ぎる、権威や地位を気にする、集団・組織での立ち位置が気になる……)に陥っていて、「自己肯定感」が低くなってしまっているからです。

そうならないためにも、ぜひ折に触れて、「周囲に振りまわされないコツ」に立ち戻ってほしいのです。習慣になるくらいまで1と2のコツに立ち戻って考え、行動する癖がつくと、少しずつ他人のことが気にならなくなっていきます。

自分本来の個性や能力を十分に発揮するためには、なによりもまず自己肯定感を高めて、心を整えていくことが欠かせません。