睡眠不足が招く負のスパイラル
集中力や注意力が落ち、パフォーマンスが落ちるので仕事で成果を上げることが難しくなります。
また、脳の働きが落ちることで、精神的にも悪影響が出るでしょう。「思考系」や「感情系」の脳番地の働きが弱くなるので、感情をコントロールすることが難しくなります。一言でいうと、怒りっぽくなるのです。
イライラして気持ちに余裕がなくなるので、幸福感が薄らいできます。そして何より人間関係が悪くなってしまいます。さらにイライラが募るという悪循環に陥ってしまう。自己肯定感は当然低くなるでしょう。
睡眠時間はしっかりと取りましょう。1日7時間の睡眠時間がもっとも脳がクリアになることが知られています。それも深夜の零時前に寝ることが大事です。
私も数年前から就寝時間を夜の10時半にし、翌朝6時に起床することで、7時間の睡眠を確保するようにしました。その結果、とても脳がクリアに働くようになったと実感しています。
最近イライラする、集中力が続かないという人は、自分の睡眠時間を振り返ってみて下さい。しっかり睡眠をとることが、自己肯定感を生み出す基本中の基本なのです。
睡眠時間を決められた時間帯でしっかり取るということも含めて、規則正しい生活をすることが自己肯定感の基本になります。
規則正しい行動→自己肯定感アップのワケ
寝る時間や起きる時間を自分で決め、朝起きたら散歩をするとか、寝る前に日記をつけるという決まりごとを作り、それをこなすということが、自己肯定感につながります。
それは「自分で自分をコントロールしている」という実感があるからです。
自己肯定感と似た言葉に、「自己効力感」というのがあります。
自分がある状況の中で、必要な行動を遂行できるという能力と、その可能性を認識することです。
1日を自分の計画に基づき、自分の意志で主体的に生活しているという実感は、強い自己効力感をもたらします。
それは自分で自分の力を信じることができる、ということですから、当然、自律性の自己肯定感につながっていきます。規則正しい生活が自己肯定感の基本と言えるのです。