自己肯定感を高めるにはどうすればいいのか。脳内科医の加藤俊徳さんが、就寝前に行うと効果的な「3つの習慣」を紹介する――。

※本稿は、加藤俊徳『脳の名医が教える すごい自己肯定感』(クロスメディア・パブリッシング)の一部を再編集したものです。

ちょっとした習慣や行動パターンで自己肯定感は上がる

自律性の自己肯定感を高めるにはどうしたらいいのでしょうか? 何か大きな成果や、大きな変革が必要なのでしょうか?

私自身の経験からしても、また、クリニックを訪ねて来てくれる人や、周囲のいろんな人を見て感じることがあります。それは、自己肯定感を持つのに、大きな成果や劇的な変化は必要ないということです。

たとえば生きている幸福感はどこにあるかと聞いたら、答えは100人100様に返ってくるはずです。

ある人は、好きな仕事でお金を稼ぐことができるのが幸福と感じるかもしれません。ある人は、家族と自分が健康に日常を送っていけることで、幸せを感じるかもしれません。

また、別な人は自由に生きることが幸せと感じるかもしれないし、悩みや苦しみを感じない瞬間が幸福と感じるという人もいるでしょう。

たしかに、社会的に成功したり、有名人になったりすることで幸福感を味わう人もいるでしょうが、意外にささやかなことに幸せを感じる人は多いのです。

同じように、ものすごい成績を挙げたり、社会的に賞賛されずとも、ちょっとした日常のことをクリアするだけでも自己肯定感を得ることができるという人は多いのです。

この稿では、自己肯定感を得るための、ちょっとした習慣や行動パターンを挙げてみたいと思います。

悪習慣① 睡眠不足

睡眠不足は、脳の最大の敵だと考えてください。

ジョンズ・ホプキンス大学で睡眠を研究しているアダム・スピラ氏らは、睡眠時間を「6時間以下」、「6から7時間」、「7時間以上」の3つに分けると、脳の老廃物が一番溜まっているのは「6時間以下」という研究結果を報告しています。

あくびをする男性
写真=iStock.com/Kayoko Hayashi
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オックスフォード大学の脳機能MRIセンターのクレア・セクストン氏によると、長期的な睡眠不足は脳サイズの縮小と関連性があるそうです。

睡眠の質の低さが脳の縮小を招くのか? 脳が縮小して睡眠不足が起きるのか?

どうやらその両方がスパイラルになって、どんどん脳が萎縮し、睡眠の質が悪くなるそうです。

脳の働きが悪くなれば、自己肯定感を生み出すことは難しくなります。