例えば、1億円の資産を持ち、年利回り4%で運用できれば、毎年400万円(税引前)の収入が得られる。その400万円の範囲内で生活すれば、元本1億円がずっと減らず、自由でハッピー。そんな感じです。

つまり、「FIREする」というのは「働かなくても入ってくるお金で生活できる人になる」こと。経済的自由人になるということです。

投資をすることで、経済的自由人とまではいかなくても、老後2000万円問題を解決するぐらいなら、どんな人でも可能です。まとまったお金や知識も必要ありません。

私自身、わずかな元手から全て独学で5億円の資産を築きました。「当たり前のことを学び続け、実践し続けることで、誰でも老後の不安を解消する数千万円までは突破できる」。これが、私の結論です。

投資を始められない人の言い訳“5パターン”

国までがサジを投げたのですから、老後の資産形成もしていないのに、今に至ってもまだ証券口座すら開設しておらず、投資を始めていない人は、「自分の生活は自分で守る」という意識が低いと言わざるを得ません。

そもそも私たちの大切な年金も投資で運用されています。私たちが投資をしていなくても、将来もらえるはずの年金は世界中で確実に運用され、資産を増やし続けているわけです。それでもまだ投資に踏み切れない人には、次の5つの特徴があります。

①自己投資を軽視している
②投資する元手(タネ銭)がない、時間がない、知識がない
③投資のリスクを恐れている
④自分に合った投資法がわからない
⑤お金を浪費してしまう

セミナーや講演、YouTubeなどで、よくお金の相談を受けるのですが、みなさんのお話を伺っているうちにわかってきた私なりの分析です。

写真=iStock.com/Pogonici
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自己投資をすることで基本の収入を少しでも増やす

あなたが会社から得ている毎月の給与を、フリーランスの人ならば毎月の収入を、最大化させることが、お金を増やすための第一歩です。

今は、能力やスキルさえ備わっていれば、一昔前に比べて、いくらでも収入を増やしていける時代です。自己投資を惜しまず、キャリアアップやスキルアップをして自分の市場価値を高めましょう。とにかく給与などの基本の収入を上げるための行動を起こすことが、何より大切です。

あなたがもし、「自分の給料は安い」と不満を持っているのなら、それはチャンスです。「給料が安いほど伸び代がある!」ということですから。