「疲れが溜まっている」不調は体からの緊急アラート

腎臓は、私たちが日頃から健康を維持するために必須の「解毒」を、ひとときも休むことなく行う臓器です。解毒とは、言い換えれば、体内の「浄化」作業。

コロナにおいては換気の重要性が強調されています。同様に、なににつけ私たちは、汚れたものを溜め込んではならず、外に出して新鮮なものと取り換えねばなりません。

写真=iStock.com/LumiNola
※写真はイメージです

それを腎臓の膜を通すことで行っており、つまりは、私たちの体が毎日フレッシュに命をつないでいられるのは、腎臓のおかげなのです。その重要な腎臓に、以下の緊急事態が発生している。

①腎臓は「沈黙の臓器」といわれ、よほどのことがない限り悲鳴を上げない。
②悲鳴を上げたときにはもう手遅れで、「解毒・浄化」ができない体になっている。
③「解毒・浄化」ができなければ、体中に毒素が回って私たちは死ぬ。
④一方で、手遅れになる前に確実な検査と治療を受ければ、間違いなく助かる。
⑤しかし、腎臓について理解している医療関係者が極端に不足している。
⑥そのため、実際には手遅れで「解毒・浄化」ができなくなるケースが続出している。
⑦実は、日本人の成人5人に1人は慢性腎臓病にかかっている。
⑧ただ沈黙の臓器ゆえ、たいていの人が気づかずに放置し、手遅れになる道を進んでいる。

あなたもすでに、慢性腎臓病である可能性は十分にあります。それによって、だるさやイライラ、不眠などいろいろな不調を抱えているにもかかわらず、「疲れが溜まっているせいだ」と間違った判断をしているかもしれません。

もちろん、健康な腎臓を維持しているかもしれません。だったら、なおさら真剣に生活を見直す必要があります。普段からさまざまな不調を軽視せず、正しいメンテナンスを行っていくことが、あなたの腎臓の状態、しいては寿命を決定づけるからです。

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