「一人暮らし」「家族と一緒」それぞれに工夫が必要

(3)コミュニケーションを工夫する

序盤で新型コロナウイルスの流行により人間関係のストレスが減少した人もいる、とお伝えしましたように、緊急事態宣言下では人との接触を8割減らすことが重要とされ、実際に人と人との対面接触の機会が減りました。

ストレスが減る方もいる反面、一人暮らしでテレワークをしている方などの場合、ほとんど他人と関わることがなくなるため、心身ともに孤立しやすくなっています。自分の考えや思いを他人に伝え、話すことはストレスの解消に役立ちます。ビデオ通話やチャットツールなどを活用し、支えとなる人とのコミュニケーションを意識して保つようにしましょう。

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一方、家族がいる方の場合には、一緒にいる時間が増えたことで家庭内におけるストレスが溜まっている、といった声もよく聞きます。「コロナ離婚」「コロナ虐待」などの言葉があるように、職場内ではなく家庭内で問題が生じているケースがあります。

人間ですから、自粛や不要不急の程度について、価値観が異なることもあります。大切なのは、相手の言葉に耳を傾け、価値観のずれのすり合わせをするなど相手を思いやることです。距離が必要な場合もありますので、それぞれの楽しみを見つけるなどしてもよいでしょう。

簡単にリラックスができる「呼吸法」のコツ

(4)ストレスへの対処法を身につける

感染症流⾏下やそれに伴う⽣活の変化が⽣じた際には、恐怖や不安、上述のようなストレスを感じることは⾃然な反応であり、生じたストレスとうまく付き合っていくことが⼤切です。

自分が楽しめる活動を行う時間や、リラックスできる時間を積極的にもつようにしましょう。

簡単なリラックスの方法として、呼吸法があります。腹式呼吸で、全身の筋肉を緩ませることで、副交感神経が優位となり、体はリラックス状態になります。お腹に手を当て、口から息をゆっくりと吐きましょう。息を吐きだしたら、今度は鼻から息をゆっくりと吸います。息を吐くときにはお腹がぺたんこになるまで吐き切ることを意識しましょう。