答えがどうしても出ないときはコイン・トスをして決める
さんざんに迷った挙げ句、どうしても答えが出ないことがあります。
そうしたときには、どうすればいいのか、僕のとっておきの秘訣を教えちゃいます。そのやり方を一つ知っておくと、気持ちが楽になると思います。
僕は、そういうときにはコイン・トスをして決めています。
やり方は簡単です。
コインを投げる前に、表が出たらどうするかを決めておきます。表が出たら「YES」、裏が出たら「NO」と決めて、たとえば、
「新しいプロジェクトをやるかどうか、運命の神様、決めてください!」
と言ってコインを投げるのです。
テーマは、「プロポーズを受ける」「引っ越しする」「海外旅行に行く」と、何でもいいので、コインを投げてみるのです。
そして、コインの結果を見て、決めます。
「そんなことで決めていいんですか」と思うかもしれませんが、もう少し説明してみましょう。
コインの答えが「YES」となったとします。その結果を見て、「だったら、やってみよう」と思ってワクワクするのか、「いや、それはやっぱりやりたくない。神様、ごめんなさい」と思うのか。その感覚によって、自分の本当の気持ちがわかります。
コインの出た通りに、「やってもいい」と思うなら、それは「YES」です。逆に、「どうしてもイヤだ。コインには従いたくない」と思ったら、それが本音です。
コイン・トスは、「運の神様に決めてもらう」ためにやるのですが、それをやることで、自分の本当の気持ちが浮き彫りにされるのです。
「迷っても、最大1日」期限を決めるまでのリミットを決める
方法はコイン・トスでも何でもいいのです。自分の本音がわかるやり方を一つ、決めておくのです。
迷ったときには「期限を決めておく」というのも、一つの方法です。たとえば、「迷っても、最大1日」とするのはどうでしょうか。1日で答えが出ないものは、1週間、1カ月迷っても、やっぱり答えは出ないものです。ずるずる先延ばしにはしないほうがいいでしょう。
僕は、一晩はおいて、次の日の朝に決めるのがちょうどいいと思っています。頭で考えずに、より直感で決めやすいからです。
どう選ぶか、どう決めるか、それを行動に移すのも、移さないのもあなたです。慣れてくれば、たいていのことは、だいたい1分で決められます。これからの長い人生、迷うことの時間が減らせたら、何十日も得することになります。
20代のうちから、あなたなりのシステムをつくっておきましょう。成功している人は、だいたい自分のやり方があるので、聞いてみるのもいいと思います。そのうちにピンとくるのを、あなたのやり方として採用すればいいのです。