文章をイチからキーボードで入力しない

レポートや企画書などをパソコンで入力する際、「単語登録」「文章登録」の機能を徹底的に活用するだけで、驚愕のスピードで文字入力ができるようになります。

伊庭正康『目標達成するリーダーが絶対やらないチームの動かし方』(日本実業出版社)

私は、タイピングが得意ではないのですが、約80文字を10秒で入力できます。タイピングが得意とされる、日本語ワープロ検定2級の人の10倍のスピードです。

もちろん、白状しますと、ズルい方法を使っています。練習は不要。あなたもちょっとした設定で、すぐにできます。

ウィンドウズの「単語登録」の機能を使うのです。ここに「おせ」と入力すれば、「お世話になっております。らしさラボの伊庭でございます。」と2文字を入力するだけで、長文に変換されるように、単語ではなく、いくつもの文章を登録しておくのです。

また、メールの場合も同様です。Gメールの場合は「返信定形文」を、アウトルックの場合は「クイックパーツ」と呼ばれる機能を使って、よく使う文章を登録しておくことができます。そうすれば、どんな長文のメールであっても、メール入力をなんと1秒以内で済ませられるようになります。

こうした機能を駆使すれば、業務処理のスピードは飛躍的にアップします。

NG メールなどの処理に時間をとられてしまう
メールを1日10件送るだけでも、約1時間の時間を浪費しています。リーダーであればそのことを自覚しましょう。
OK 素早く文字入力をするための「早ワザ」を取り入れる
文字入力の手間を省くため、音声入力や単語登録などの機能をフルに活用して、事務処理のスピードをアップさせましょう。