「5つのNGワード」を言い換えると能力が覚醒する
仕事でも競技でも、「これは難しい」と言った瞬間、解決する難易度が一気に上がります。工夫次第では簡単に解決できるかもしれないのに、「難しい」という言葉を発することで思考停止に陥り、解決策が見つかりづらくなってしまうのです。
「難しい」と言いそうになったら、「簡単ではない」と言い換えましょう。脳は「否定語」を認識するのが苦手です。「簡単ではない」と言うと、脳は「簡単」だけを認識し、力を発揮しやすくなります。
「忙しい」も思考停止に陥りやすい言葉です。口グセになっている人は要注意。言えば言うほど、時間を作る努力をしなくなります。「忙しい」と言いそうになったら「時間管理ができていない」と言い直し、スケジューリングの工夫に意識を向けましょう。
予定を詰め込むと、余裕がなくなって「忙しい」と口にしがちです。「打ち合わせは一日1回まで」「会食は月2回まで」「取材は週3回まで」などと、自分ルールを決めて実行しましょう。
資格勉強や語学学習など、「重要だけど緊急でない」ことを後回しにしていないでしょうか。「後でやる」と言い続けていると、物事を先延ばしし、実行しないクセがつきやすくなります。自分では「時間ができたらやる」と思っていても、「時間ができた」と思える日はなかなかきません。行動に移す気持ちがあるのなら、いつやるのか、その場で具体的な予定に落とし込みましょう。
「△△しなくてはいけない」という言葉には、無意識に「誰かにやらされている」というニュアンスが含まれます。「△△したい」と言い換えましょう。自分の意思で行動する言葉に変えることで、気持ちも前向きになります。
それでも心から「やりたい」と思えない場合は、そもそも自分にとって本当に必要なことなのかどうか、考え直すタイミングだと心得ましょう。
これはとくに、誰かと話しているときに発しないよう気をつけたい言葉です。「でも」には、相手の発言を否定するニュアンスを含んでいるからです。相手が「自分には無理だ」といった発言をし、「でも」と言いそうになったら、「だからこそやる意味があるんじゃないかな」などと言い換えましょう。
それだけで、ポジティブな印象に転換できます。もちろん、自分に対しても同様。「自分には荷が重すぎる」と思ったときには、「だからこそ挑戦しがいがある」と考えるのです。
以上「5つのNGワード」を紹介しました。
紹介した言葉を使わないように意識することで、徐々に使う回数は減っていくはずです。その少しの意識が、言葉を変え、思考を変え、潜在能力を発揮しやすい状態を作ります。今日からぜひ試してみてください。