中国報道官の問題投稿を取り上げたのは産経社説だけだった
最後に産経社説はこう主張する。
「攻撃的なスタイルから、趙氏は『戦狼外交官』と呼ばれる。根拠に欠ける非難や無頼漢のような言動を繰り返す趙氏が、謝罪も反省もなく働き続けているのは中国政府が是としているからだ。このままでは中国の品位と信用が傷つくばかりであると気づき、改めるべきである」
習近平国家主席は趙氏の言動をどう考えているのだろうか。沙鴎一歩は中国政府が愚行をあらためない限り、国賓としての習氏の来日を求めるべきでないとこれまで主張してきたが、それでも来日するようなら記者会見場で習氏の考えを聞いてみたい。
ところで「豪州の兵士が子供にナイフ」の画像投稿の問題を社説のテーマにストレートに取り上げたのは、産経社説だけだった。残念だった。
他の全国紙も社説に取り上げ、真正面から中国政府を厳しく批判すべきである。新聞社説の継続的な批判こそが、中国に「戦狼外交」「大国外交」「覇権主義」を思いとどまらせることができると、沙鴎一歩は信じている。