会社員としては安定的な収入を得ることができるでしょう。勤め人として堅実に真面目に働きながら、良い家庭を持ってマイホームを建てて……。そういった優等生的な幸せをつかむことはできますが、独立や起業での大成功は難しいかもしれません。個性を伸ばさないと中間管理職止まりです。

しかし、普段のメモの字を見てみると左払いがとても長い。これはタレント性や主役願望を表します。つまり、若手ということで会社では意識的に個性を抑制し、真面目で控えめな自分を演じている、いまは猫をかぶっているだけの可能性もあります。

▼字がもっとも綺麗な人の優等生的な未来
・強い信念と責任感で着実に成長していく
・型にハマりやすく独創性や発想力に欠ける
・会社員として収入は安定するが、個性を伸ばさないと中間管理職止まりかも……

極力意見は言わない、なぜなら面倒くさいから

ハガキには「人にどう見られたいか」という部分が顕著に出ます。素の自分というよりはオフィシャルな面を見ることができます。

字がもっとも汚い西川さんは、人の評価を気にする段階はすでに超えた、達観した方です。字を見てみると、ほとんどと言っていいほど「ハネ」がありません。少なくとも負けず嫌いではなく、頑張らない生き方をしているふうがありますが、長い経験から力を抜く術を身に付けた、無駄な力を極力使いたくない省エネ型の方です。

信念が弱く、自己主張は控えめですが、実は、自分なりのこだわりというものは強く、個性がある。つまり物事において、なんでもいいというわけではないけれども、人と争いたくないので何も言わない。なぜなら、面倒くさいから。周りに対し、放っておく代わりに俺のことも放っておいてくれ、という考えが強いようです。

字がもっとも汚い西川さんは、自ら行動を起こすタイプではなく、これからも流れるように淡々と生きていくことでしょう。なにか大きな目標を掲げて努力するのではなく、その日その日を柔軟にやり過ごしていく。悪く言えばその日暮らしですが、もはや目立ちたいという気持ち(煩悩)が消えている、悟りを開かれている方です。スポットライトを浴びて華やかな人生になることはないでしょうが、本人はそれでいいと思っています。ありのままの姿でひょうひょうと自分なりの幸せを実現するはずです。いや、西川さんはそれをすでに達成されているのかもしれません。

▼字がもっとも汚い人の穏やかな未来
・これからも流れるように淡々と生きていく
・悪く言えばその日暮らし、よく言えば柔軟な人生
・スポットライトを浴びることはもうないが、本人はそれで納得し、悟りを開いている
関連記事
部屋を片付けられない女性たちが抱える「心の闇」
なぜか「いつも誰かに助けてもらえる人」に共通する3つの行動
子どもに「なぜ勉強しないといけないの」と聞かれたら、お金持ちの親はどう答えるか
会社が絶対手放さない、優秀人材6タイプ
全ての「頭がいい人」に当てはまる唯一の共通点