「緊急事態宣言」の安倍首相会見の狙いは「国民よ、忖度せよ」
安倍晋三首相が4月7日、「緊急事態宣言」を7都府県に発出し、その理由を国民に語った。これまでの記者会見に比べ、安倍首相は「伝える努力」をしていた。だが、やっぱり腑に落ちない。なぜなら、鬼気迫る危機感はなく、国民を励ますわけでもなく、連帯感を喚起させるわけでもないからだ。
結局、日本のリーダーのコミュニケーションとは「通達」でしかなく、国民はその言葉の行間を読み、意図を忖度して、緊急事態宣言の安倍首相会見を採点しなければならない。改めて、そう気づき落胆した。
「忖度させる力」をフル活用する安倍劇場の「深謀遠慮」を読み解いてみよう。