それでもダメなら業務改善プログラム

ローパフォーマーに対しては態度の悪さと能力の劣化に気付かせること、そして、役割を明確にして、業務に対して役割を明確化して作業に当たらせる。自分の思い込みや経験で走りがちな姿勢を改めさせることまで必要かもしれません。

業績改善プログラム(PIP: Performance Improvement Program)という考え方があります。ローパフォーマーに対して、期間を区切って具体的な業績目標を掲げ、その期間内に定期的な評価や指導面談を繰り返して、業績改善を促すことです。

まず、対象者にある課題を出します、本人にとって一見、難しいかもしれませんが、格付けられている等級レベルのものを設定します。そして期限を設定して、課題に取り組ませます。

猶予期間を与え、周囲と緊密に連携する

目的は「業務改善」ですが、期限内に課題をクリアできなければ、降格や減給などのペナルティを課すことになります。やり過ぎるとパワハラと訴えられる可能性があるので、一定の猶予期間を与えること、課や部の責任者が勝手に着手するのではなく、人事、労務の担当者と緊密に連携する必要もあります。

政府は「成長戦略」の一環で、70歳までの就業機会の確保を提言していますが、その前に会社が悲鳴を上げる可能性がありますし、仮に乗り越えたとしても60歳定年後の再雇用の条件は、50代の働き方で決まるのです。65歳、いや70歳までサラリーマンとしてのキャリアをつなごうとすれば、50代で妖精・妖怪になってあっちの世界に心があっても、現実の肉体はこっちの世界にいることを自覚させなければなりません。

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